PHOTO:TAKASHI NAGASAWA
日精ピーアールでは今年、「東京の音」と題して、世界的パーカッショニストのテリエ・イースングセットによる、
「東京に在る音の素」を探しコンサートを行う事業に取り組んでおります。
今年2月に行われた氷の楽器公演に続き、5月11日に八丈島での公演が開催されました。
テリエ・イースングセットとツアースタッフ一行は5月8日から現地入りし、
八丈島の各所をまわり様々な音を探す予定でしたが、
はじめの二日間は天候が悪く思うような活動ができませんでした。
公演前日からようやく天候も回復し、朝から暗くなるまで音のレコーディング、
公演で使う楽器の制作をスタッフ総出で行い、なんとか当日に間に合わせました。
テリエ・イースングセットは現地の素材を楽器に作り上げるだけでなく、水の音や鳥の囀り、
砂地で足踏みする音などを録音し、それらをMixした音源を作り上げ、コンサートで自身の演奏と共に流します。
八丈島では、竹、石(砥石となる粘板岩)、流木、笹、砂、貝などを楽器に仕立てました。
コンサート当日は、まず午前中に島内の小中学校を二校訪問し、授業時間に公演を行いました。
短い時間ではありましたが、児童・生徒と一緒に楽しめる公演ができました。
夜は島内のカフェ「空間舎」での公演を行い、ほぼ満席のお客様にお越しいただきました。
八丈島はとても星が良く見え、満天の星空の中、島の美しい音色を奏でるコンサートとなりました。
PHOTO:TAKASHI NAGASAWA
「東京の音」プロジェクトは今年9月まで続き、次回は8月に奥多摩の音を探し、公演を行います。
次回はどんな音を探し出し、楽曲が作り上げられるのか、ご期待ください。
「東京の音」公式サイト http://tokyosounds.jp/